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ベルトコンベヤとは?構造、大型や小型などの種類について解説
2024年01月29日
現代の産業界において、効率的な物流や生産プロセスの遂行に不可欠な存在となっている搬送装置、それが「ベルトコンベヤ」。
ベルトコンベヤは、名前からも想像できる通り、ベルトを用いてさまざまな物品や荷物を運搬する機械装置であり、その使途は広範囲にわたります。
工場内での生産ライン、倉庫内での物品保管、鉱山での鉱石の輸送、そして空港での荷物のスムーズな移動など、ベルトコンベヤは多くの場面で活躍しています。
この記事では、ベルトコンベヤに関する詳細な情報を提供し、その構造や種類について深く探求していきます。
ベルトコンベヤの歴史から始め、その基本的な構造や機能、異なる種類に至るまで、ベルトコンベヤに関する知識を網羅的に紹介します。

ベルトコンベヤとは
ベルトコンベヤは、現代の産業界で欠かせない重要な搬送装置の一つです。
その名前からも分かる通り、ベルトを使って荷物や物品を運搬するための機械です。
ベルトコンベヤは、工場や倉庫、鉱山、空港など、さまざまな場所で使用され、物品を効率的に移動させるのに大いに役立っています。
ベルトコンベヤの歴史
ベルトコンベヤの歴史は19世紀に遡ります。
当初、土砂や石炭などのばら物を運搬するために使われていました。
しかし、ベルトコンベヤの発展は1866年(慶応2年)に英国で帆布入りゴムコンベアベルトの運転が始まったことから本格的にスタートします。
1900年代に入ると、ベルトコンベアだけでなく、スクリューコンベアや慣性コンベアなど、さまざまな種類のコンベヤが欧米で研究開発され、産業界に革命をもたらしました。
ベルトコンベヤの構造
ベルトコンベヤの構造は、そのシンプルさと効率性が特徴です。
この装置は、一本の輪状ベルトを使用して、物品や荷物を運搬する仕組みを持っています。
以下では、ベルトコンベヤの構造要素について詳しく説明します。
ベルト(コンベヤベルト)
ベルトコンベヤの中心となる部分で、一般的には幅広いゴム製ベルトが使用されます。
このベルトが物品を支え、運搬します。
ベルトの種類や素材は、使用環境や運搬物の性質に合わせて選択されます。
プーリー(ドラムまたはローラー)
ベルトを支え、回転させるための部品です。
通常、モーターによって回転させられ、ベルトを動かします。
プーリーはベルトの巻き取りや張り具合の調整にも用いられます。
モーター
プーリーを駆動し、ベルトを回転させる動力源です。
モーターの種類や出力は、ベルトコンベヤのサイズや用途に応じて選択されます。
サポートフレーム
ベルトコンベヤを支えるためのフレーム構造で、通常は鋼鉄製やアルミニウム製のフレームが使用されます。
このフレームがベルトコンベヤの安定性を確保し、設置される場所に合わせて調整できます。
ガイドレール
物品や荷物が正確に運搬されるように、ベルト上に取り付けられたガイドレールが存在します。
これにより、運搬物がベルトから外れることが防がれます。
駆動装置と制御システム
モーターの駆動装置と制御システムは、ベルトコンベヤの速度や運転を管理し、適切なタイミングで物品を運搬します。
制御システムによって、自動化された運搬プロセスが実現されます。
ベルトコンベヤの構造は、そのシンプルさと柔軟性によってさまざまな業界で幅広い用途に適しています。
ベルトコンベヤの種類は?
ベルトコンベヤは、さまざまな業界で物品の効率的な搬送に利用されており、その多様性に合わせていくつかの異なるタイプが存在します。以下では、これらのベルトコンベヤの主要な種類について詳しく説明いたします。
種類
ベルトコンベアの形状や用途に対する種類を紹介します。
ベルトコンベヤ
ベルトコンベヤは、一本の連続的なベルトを使用して物品を輸送するための一般的なコンベヤです。モーターによって回転するプーリーがベルトを動かし、物品を運びます。一般的なアプリケーションに適しています。
チェーンコンベヤ
チェーンコンベヤは、チェーンを使用して物品を輸送するタイプのコンベヤです。高温の物品や重い荷物を効果的に搬送するのに適しており、耐久性が高い特徴を持っています。
駆動ローラコンベヤ
駆動ローラコンベヤは、ローラを回転させることで物品を搬送する方式を採用しています。特に平坦な物品や小さなアイテムの運搬に適しています。
スクリューコンベヤ
スクリューコンベヤは、スクリューの回転運動によって物品を輸送する密封型のコンベヤです。主に粉体や粒子の移動に適しています。
振動コンベヤ
振動コンベヤは、振動を利用して物品を前進させるタイプのコンベヤで、材料を均一に移動させるのに役立ちます。精密な制御が必要なアプリケーションに向いています。
流体コンベヤ
流体コンベヤは、管を通る流体を介して物品を運ぶコンベヤで、主に空気コンベヤと水コンベヤの2つの主要なタイプが存在します。軽量な物品の輸送に使用されます。
ばら物用コンベヤ:非結束の物品(例:石炭、鉱石、穀物)を運ぶためのコンベヤ。
かさ物用コンベヤ:まとまった物品(例:箱、袋、パレット)を運ぶためのコンベヤ。
定置形コンベヤ:固定設置されたコンベヤ。
移動形コンベヤ:ユニットとして移動可能なコンベヤ。
可搬形コンベヤ(ポータブルコンベヤ):全体を手動または機械的に持ち上げて移動できるコンベヤ。
材質
ベルトコンベヤのベルトはさまざまな材質で製造されており、用途に合わせて選択することができます。
ゴム
衝撃に強く耐久性が高いため、さまざまな産業で使用されます。
金属
頑丈で重量物の運搬に適しており、食品関連の業界でも利用されます。
樹脂
軽量で加工が容易なため、カスタマイズ性が高く、現場に合わせた設置が可能です。
スチール
金属製で耐久性が高く、耐腐食性があるため、特定の環境で使用されます。
ベルトコンベヤは自作できる?
ベルトコンベヤを自作することは理論的には可能ですが、高度な技術や設備が必要であり、一般的には専門家や専門企業に依頼することが一般的です。
ベルトコンベヤの設計や製造には多くの要素が関与し、正確な動作と安全性を確保するためには経験と知識が必要です。
自作を検討する場合でも、専門家のアドバイスや協力が不可欠です。
わからないことはベルトコンベヤの専門企業に相談
ベルトコンベヤに関する詳細な情報や相談事項がある場合は、専門のベルトコンベヤ企業に相談することをお勧めします。
豊富な経験と専門知識を持ち、最適な搬送ソリューションを提供することができます。
また、保守やメンテナンスに関するサポートも提供しており、ベルトコンベヤの適切な運用をサポートしています。
株式会社 サンコーテーデーは産業用コンベアの組立・メンテナンスを行う会社です。
心配があれば、いつでも相談してください。